隻眼(セキガン)の虎 大杉漣とチェ・ミンシク共演。伝説の巨大虎vs人間の壮絶な戦い

【あらすじ】

最強の猟師として尊敬されていたチョン・マンドクは、ある事件をきっかけに猟師を引退。山奥のボロ家で1人息子と静かな生活を送っていた。だがある日、一帯を支配する日本軍の命令で、地元の猟師たちが伝説の大虎を捕獲しなければならなくなる。「山の神」とも呼ばれ、知能の高さと強靭な肉体を持つ隻眼の大虎。過去に多くの人間がその爪の餌食となっていた。猟師たちはマンドクに同行するよう懇願するが、マンドクは頑なに拒み続け…。

【見どころ】

伝説の大虎と人間たちの壮絶な戦い。また日韓の名優、大杉漣とチェ・ミンシクが共演ということで、いやがおうにも期待が高まる今作。

最大の見どころはもちろん大虎と人間たちとの戦い。
木々の隙間から感じる大虎の気配。そして咆哮して一気に襲ってくる対決シーンの緊迫感は凄まじいの一言。猟師数人では全く歯が立たず、日本陸軍まで捕獲作戦に動員される展開には、これからはじまるであろう壮絶な戦いに期待感が高まる。(一方で、そこまでする必要性があまり感じられない妙な展開でもあるのだが)

またチェ・ミンシクの猟銃さばきも素晴らしく、まさしく最強の猟師の迫力。全神経を集中させて周囲の気配を感じとり、1発撃っては手元を見ずにすばやく弾を込めていく。そんなチェ・ミンシクと大虎が対峙する場面は、ディカプリオがアカデミー主演男優賞を獲得した「レヴェナント:蘇えりし者」を彷彿とさせる緊張感だ。

ただ大杉漣が、兵士の犠牲も厭わない理不尽な日本軍高官にしか見えない役どころだったのがちょっと残念。

  • 【監督】パク・フンジョン
  • 【出演】チェ・ミンシク/チョン・マンシク/キム・サンホ/ソン・ユビン/大杉漣
  • 【日本公開】2016年
  • 【原題】THE TIGER
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