JSA 南北分断の象徴「JSA」で発生した哀しき事件の真相とは?韓流ブームの火付け役となった大ヒット作

【あらすじ】

韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線上にある共同警備区域(JSA:Joint Security Area)では、境界線を挟んで南北の兵士が24時間体制で互いを監視。非常事態の際には戦闘の最前線になるため、常に緊張が保たれていた。だがある日、JSAの北朝鮮側の監視小屋で銃撃戦が発生。北朝鮮兵士に死傷者が出てしまい、戦争に繋がりかねない事態となる。真相究明のため、中立国監督委員会は両国の合意のもと、女性将校のソフィーを派遣し捜査を開始する。彼女は当時現場にいた南北の兵士から事情聴取を開始するが、互いに全く異なる陳述をはじめ…。

【見どころ】

共同警備区域(JSA)内にある板門店(パンムンジョム)。朝鮮戦争の停戦協定が1953年に調印されて以降、軍事境界線を隔てて南北の兵士が直立して互いを監視している南北分断を象徴する場所。そこでは手を伸ばせば届く距離にいながら、絶対に交流をしてはならない南北兵士たち。この鉄の掟を破ってしまったことで悲劇に繋がっていく。

事件現場にいた韓国軍兵士役に、若かりし頃のイ・ビョンホン。北朝鮮側はソン・ガンホが熱演。両国が対立しているがゆえに、友情を育みながらも互いを非難しなければならない展開があまりに悲しい。

戦争によって強制的に分断されてしまった朝鮮半島。同じ民族でありながら敵対しなければならない朝鮮民族の深い悲しみを代弁した良作だ。

ちなみにレンタルDVDに、主演俳優陣のインタビューが収録されているのだが、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、女性将校役のイ・ヨンエの3者共に、今作は重い題材を扱いながらもコミカルな要素があるので楽しめると話している。だが実際は笑えるようなシーンなどなく、イ・ビョンホンの回想を通して銃撃戦の真実を明らかにしていく重厚なサスペンスになっている。

  • 【監督】パク・チャヌク
  • 【出演】ソン・ガンホ/イ・ビョンホン/イ・ヨンエ/キム・テウ/シン・ハギュン
  • 【日本公開】2001年
  • 【原題】JOINT SECURITY AREA
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