インサイダーズ/内部者たち 最高にスリリング!大統領選の裏側で展開する命を賭けた怒涛の駆け引き

【あらすじ】

次期大統領選が開始されるなか、様々な利害関係者が自らの利益を確保するため暗躍していた。
そんななか、大統領候補の1人である政治家と、彼に莫大な資金を援助する大手自動車会社のオ会長、世論操作に奔走するイ・ガンヒの3名が結託。裏社会の人員も動員して選挙戦を有利に進めていた。だがある日、彼らに利用されていたヤクザのアン・サングが記者会見を開き、彼らの不正を証明する裏金リストの存在を暴露して…。

【見どころ】

物語の冒頭から、高級スーツに身を固めたイ・ビョンホンが登場し、大企業が居を構える豪華なビルのロビーで記者会見をする。大勢のマスコミを前に、彼は右手の義手を外して大統領選の不正を訴える…。
この現実感のない大げさな展開に、イ・ビョンホンの薄っぺらなアイドル映画かと思いきや、いい意味で裏切られた。今作は彼が義手になってしまったのも納得の、壮絶な利益争奪戦を描く、見ごたえ抜群の社会派サスペンスである。

まず、正義のために奔走する登場人物が誰もいないのも観ていて気持ちが良い。全員が自分の利益のために誰かと結託しては裏切り、綺麗ごとではない大統領選の内幕・現実を垣間見ているよう。 朴槿恵大統領のスキャンダルの裏側でも、今作のような魑魅魍魎がうごめいているのでは?と勘ぐってしまうほどリアリティがある。

また、主役級の人物が優位に立ったり窮地に陥ったりと、立ち場の逆転が目まぐるしく、観る者を全く飽きさせないスリリングな展開もお見事だ。

ヤクザのアン・サング演じるイ・ビョンホン。強い出世欲をもつ検事役のチョ・スンウ。そして強い結束を誇る冒頭の3名。勝つのは一体誰だ!?

  • 【監督】ウ・ミンホ
  • 【出演】イ・ビョンホン/チョ・スンウ/ペク・ユンシク
  • 【日本公開】2016年
  • 【原題】INSIDE MEN
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