ハッピーエンド 韓国を代表する名優共演。甘美で残酷な傑作愛憎劇

【あらすじ】

チェ・ボラは子供英語学院の院長を務めるキャリア・ウーマン。彼女は失業中の夫ソ・ミンギに家事と育児を任せて毎日忙しく働き、家計を支えていた。だが一方で、大学時代の恋人キム・イルボムと逢瀬を重ね、不倫関係を楽しんでいた。そんなある日、夫がふとしたことから彼女の不倫に気付いてしまう。さらにキム・イルボムは、彼女と暮らすことを望みはじめ…。

【見どころ】

甘美な不倫描写から、背筋も凍る強烈なラストシーンが訪れる展開が話題になった今作。
物語の冒頭はチェ・ボラとキム・イルボムの甘い生活に、思わず羨望の眼差しで見入ってしまうが、夫役の名優チェ・ミンシクが不倫に気づきはじめてからはピーンとした緊張が張り詰める。

無職であることを責め立てられても、我慢を重ねて不倫については指摘しない。だが導火線に火がついてしまっていることはチェ・ミンシクの表情から明らか。いつ爆発するのかハラハラさせる演技はさすがの一言。

そして妻のチェ・ボラを演じるのは名女優のチョン・ドヨン。彼女も不倫に気付かれたことを察知したところから物語の緊張はピークに達していく。

こんな崖っぷちの状況であるにも関わらず、チョン・ドヨンは子育てに上の空で、アリが入っていた粉ミルクを子供に飲ませてしまうからもうお手上げ。それに気づいたチェ・ミンシクが、怒りと悲しみが極限まで達した表情で動きだし、観る者はラストまで一気に引っ張られていく。

ラストはあまりに強烈。決して許されることではないが、ある種のカタルシスを感じてしまう人もいるかもしれない。

  • 【監督】チョン・ジウ
  • 【出演】チョン・ドヨン/チェ・ミンシク/チュ・ジンモ
  • 【日本公開】2004年
  • 【原題】HAPPY END
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